子供時代の野菜食べる頻度が将来のメタボに関係する?

ビタミンやミネラルが豊富で、低カロリーな野菜は、満腹感が得られるのでダイエットに最適です。子供の頃、野菜嫌いだった人も大人になって健康やスタイルのため野菜中心の食事を心がけている人も多いのでは?ところが、子供時代の野菜を食べる頻度が、将来のメタボリックシンドローム内臓脂肪症候群)に関連することを示唆するデータが、米医学誌「Diabetes Care」に発表されました。

■大人になったら取り戻せない?
フィンランド・トゥルク大学医学部の研究によると、登録時に3〜18歳だった2,128人を27年間追跡し、小児期の生活習慣(野菜、果物、魚、肉を食べる頻度、パンへのバター使用、運動)と成人後のメタボリックシンドロームとの関係を検討した結果、小児期の生活習慣のうち野菜を食べる頻度のみがメタボリックシンドロームとの関連を示したそうです。野菜の食べる頻度が高い人は、メタボリックシンドロームになるリスクが14%低下したとか。この関連は、成人後の野菜摂取量で補正しても変わらなかったそう。つまり、大人になって野菜を多く食べても取り戻せないということになります。子供時代に野菜を食べる頻度が低いことは、メタボリックシンドロームの中でも血圧と中性脂肪の上昇を予測したそうです。

大人になってから野菜を食べても遅いようですが、健康のためには野菜だけでなくバランスの良い食事を心がけたいですね。

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