朝の新定番!抹茶ダイエットを始めよう

最近、様々なダイエット茶が出ていますが、新しいダイエット方法として「抹茶ダイエット」をご紹介します。

ダイエット効果を期待できる成分は「どのお茶にも含まれている」と語るのは、大妻女子大学 第三食品学研究室の大森正司教授。なかでも大森教授がオススメしているのが、お茶の葉をまるごと飲む“抹茶”。抹茶は、カテキンやカフェインなどの水溶性成分に加えて、不溶性の食物繊維など、茶葉の成分をすべて摂取できます。逆に煎茶などのお茶は、お湯に溶けた成分しか飲めず、水溶性成分も4割ほど茶殻に残ってしまうそう。ちなみに、抹茶の主な効果は下記の3つ。

1.油の吸収を阻害
摂取した油は胃から小腸へと移る間に、胆汁によって乳化され、膵液に含まれる酵素により脂肪酸グリセリンに分解され、小腸で吸収できる形になる。お茶のカテキンは胆汁による乳化を止め、消化吸収を抑える。

2.食物繊維で腸を動かす
食物繊維は腸の蠕動運動を促す。抹茶は柔らかい葉から作るため、茶葉としての食物繊維含有量は低いが、茶葉をまるごと飲むので、1杯あたりの食物繊維量は圧倒的に多い。抹茶1杯でサツマイモ35g相当。

3.脂肪を燃えやすくする
カフェインを摂取すると、内臓脂肪が優先的に使われる。またカテキンにも内臓脂肪や皮下脂肪の燃焼を促す効果があるとされる。飲んだ後は脂肪を燃焼しやすい状態になるので、早歩きや階段を使うなど、運動量を増やすと効果的。

抹茶を朝飲むと、その効果で脂肪が燃えやすい時間帯に活動することになるのでダイエットの効率がよく、さらに、一緒に食べる食事に含まれる油の吸収を阻害し、食物繊維が腸の蠕動運動を促進して油を排出するので「脂肪をためにくい体になる」とか。カテキンは1日に200mg以上摂取するとダイエット効果が現れやすく、抹茶なら2g(小さじ1杯)以上に相当します。効果が出やすいのは1日3杯くらいだそうで、昼食時や15時などの休憩時にも飲んで、1日6g摂るのがベスト。飲み方は、お湯で溶く「薄茶」がオススメ。茶せんを使わなくてもシェイカーを使って振って混ぜてもOKです。

スイーツのフレーバーで抹茶味は人気ですが、抹茶そのものを飲む機会は少ないですよね。これから、朝の新習慣にしてみてはいかがでしょうか。

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